オルタナ57号 (2019年6月24日発売)

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今号の表紙
マーク・ザッカーバーグ
1984年米国生まれ。フェイスブックの共同創業者兼会長兼最高経営責任者(CEO)。ハーバード大学在籍中にソーシャル・ネットワーキング・サービスサイト「Facebook」を立ち上げた。2010年のTime誌「パーソン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。

2 Social Design Gallery
プノンペン、経済発展に潜む闇

4 special interview
味の素・西井孝明社長
ASVで企業価値を高める

味の素グループはASV(Ajinomoto Group Shared Value)を掲げ、事業を通じて社会課題の解決に取り組み、社会とともに持続的に成長することを目指している。なぜサステナビリティの取り組みが企業価値向上につながるのか。西井孝明社長にASVについて聞いた。

10 art
高橋さとみの切り絵ワールド──操り人間

11 column
オルタナ魂  森  摂
GAFAと世界の「分断と対立」

12 feature story
GAFAの社会的責任

GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)に対して、国際社会による課税や規制強化の動きが強まっている。具体的には「デジタル課税」「独占禁止法」「個人情報保護」「環境負荷の低減」の4つの包囲網だ。これらの事例を見渡すと、GAFAだけに限らない、グローバル企業の共通課題としての「社会的責任」が浮かび上がってきた。

伊藤達也・自民党競争政策調査会長に聞く「GAFAは説明責任足りない」
GAFAなどデジタルプラットフォーマーへの規制は、自民党でも競争政策調査会を中心に議論が進んでいる。その調査会をまとめる伊藤達也衆院議員にGAFAとのやりとりを聞いた。

[特別寄稿]
ガバナンス不全
制度的な革新を
國部 克彦・神戸大学大学院経営学研究科教授

[commentary]
「富の集中」、社会が許すか
佐々木 俊尚(ささき・としなお)
ITジャーナリストの佐々木俊尚氏はGAFAの課題を「富の集中」と言い切る。上位の富裕層に富が集中している状況を、どこまで社会が許容できるのかが問われていると指摘する。

[commentary]
「陰徳のCSR」、世界が誤解
村上 憲郎(むらかみ・のりお)
元グーグル本社副社長兼グーグルジャパン社長の村上憲郎氏は、GAFAはCSRを標榜することのリスクを恐れ、不言実行で取り組んでいると指摘する。GAFAの狙いや課題を聞いた。

事例[米国]
IT先進として評価
地域への貢献に課題
米国生まれのテクノロジー企業であるGAFAは、今や世界を取り巻く様々な場面で、影響力を増している。特に欧州各国から脅威とみなされ、訴訟問題に発展している一方、米国内では一般的に「先進的なイノベーション企業」とみなされ、多くの場面で高い評価を受けている。敵対する意見がぶつかり合う中で、今大企業の社会的責任に注目が集まる。(寺町 幸枝)

事例[フランス]
欧州に強い不信感
GAFA税巡り議論
欧州人はGAFAに不信感を抱いており、その傾向は東欧より西欧で強い。欧州の8割の人がEU(欧州連合)にデジタル税(GAFA税)を導入すべきだと考えているが、2018年末に全加盟国の同意が得られず、EUは導入を見送った。フランス、スペインなど独自に導入を決めた国もあるが、フランスのNGOや労組はGAFAへの課税に世界的な枠組みを求めている。(パリ=羽生 のり子)

24 interview
休眠預金まず30億円 課題解決を支援へ
一般財団法人日本民間公益活動連携機構・二宮雅也理事長

金融機関の口座に預けられたまま10年以上取引されていない「休眠預金」が、社会課題の解決のために活用されることになった。指定活用団体である一般財団法人日本民間公益活動連携機構(JANPIA)は、初年度の活動方針の骨子を決めた。まず約30億円を、草の根活動支援など5つのプログラムに沿って分配する。同機構の二宮雅也理事長(損害保険ジャパン日本興亜会長)に今後の方針を聞いた。

social business around the world

26 [オランダ]
オレンジの搾りかす、オイルや紙に変身

27 [ベルギー]
有機系廃棄物からグリーンエネルギー

28 [日本]
木製パレットがこだわり家具に

columns

35 オルタナティブの風  田坂 広志
経験の科学から想像の文学へ

37 エゴからエコへ  田口 ランディ
ナウシカ、再び。

Low Carbon Cup 2019

38 太陽光の恵みで電力も緑化植物も
エナテクスファーム 「低炭素杯2019」オルタナ最優秀ストーリー賞

第9回「低炭素杯」2019の「オルタナ最優秀ストーリー賞」には、エナテクスファーム(鳥取県北栄町、磯江公博社長)が選ばれた。自然エネルギー先進県である鳥取の日本海沿岸部で、太陽光発電と農業を同時に行う「ソーラーシェアリング」を立ち上げ、発電と都市緑化の一石二鳥を狙う。

agriculture

44     農業トピックス  西村 ユタカ

45     日本農業 「常識」と「非常識」の間  徳江 倫明
農業ベンチャーと「家族農業の10年」

forestry

46     林業トピックス  オルタナ編集部

47     「森を守れ」が森を殺す  田中 淳夫
林業スクールの講師が危ない

fishery

48     漁業トピックス  瀬戸内 千代

49     人と魚の明日のために  井田 徹治
ウナギ漁ブームに沸くインドネシア

fair trade

50     フェアトレードトピックス  中島 佳織

51     フェアトレードシフト  中島 佳織
フェアトレードのお金は届いているか

52     ファンドレイジングトピックス  宮下 真美

53     社会イノベーションとお金の新しい関係  鵜尾 雅隆
「1パーセント」の可能性

circular economy

54     廃棄物・静脈物流トピックス  エコスタッフ・ジャパン

55     論考・サーキュラーエコノミー  細田 衛士
SDGsとサーキュラーエコノミー

56     オルタナティブな空間  馬場 正尊
西川口に垣間見る日本の近未来

59     欧州CSR最前線  下田屋 毅
拡大する人権デューディリ法

alterna S presents

62     オルタナSな若者たち
ITで若年介護者の孤立防ぐ

64     KIYOの哲学 考察編  南 清貴
ヒドロキシノネナールの怖さ

65     エコでヘルシーな食空間  岡村 貴子
笑顔が行き交う憩いの場

66     エシカル・ファッションの旗手たち  生駒 芳子
リサイクルが生む新たなラグジュアリー

68     世界のエコホテル巡礼  せきねきょうこ
日本最大級の木造ホテル

70     間違いだらけの自転車選び  山本 修二
価格破壊のロングテールバイク

alterna SELECT

71     梅雨を楽しむこだわり傘で、脱使い捨て

CSR executive forum

72     CSR経営者フォーラム 19年春 例会

76     読者の声&プレゼント

flash fiction

78     「こころざし」の譜  希代 準郎
もうひとつの家族

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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