「最低賃金」から「生活所得」保証へ

■オルタナ本誌58号「フェアトレードトピックス」から

中島 佳織

ベルギーチョコレートといえば、高級チョコレートの代名詞。大手チョコレート原料メーカーもベルギーに集中している。

ベルギーは、年間30万トン以上のカカオ豆を輸入しており、その規模はオランダ・ドイツに次いで世界第2位。チョコレートの輸出量でも世界第2位の規模だ。

そのベルギーで、昨年12月、アレクサンダー・デ・クロー副首相主導のもと、同国の大手メーカー、小売業界、市民社会、労働組合などが集結し、ベルギーチョコレートのサステナビリティを目指したパートナーシップ文書「Beyond Chocolate」が署名・締結された。

児童労働や森林伐採の撲滅、カカオ農家への生活所得の保証にコミットする、とした文書だ。2025年までに、ベルギーで製造・取引されるすべてのチョコレートをサステナブル認証など、基準を満たしたものにすること。

2030年までにすべてのカカオ農家が生活所得を得られるようにすることとしている。

*この続きは雑誌「オルタナ」58号(第一特集「SDGs時代の地域金融」、9月30日発売)に掲載しています。

キーワード: #フェアトレード

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