持続可能な買い物で社会変革を促す

■オルタナ本誌60号 世界のソーシャル・ビジネス北米編 米国から

オンラインショップを展開するダングッド(本社・米マサチューセッツ州)は、200以上のサステナブルなブランドによる衣食住商品をそろえ、社会を良くするための買い物を提案。同社をはじめ取り扱いブランドの多くが、売り上げの一部を環境保護団体に寄付し、買い物を通じた社会変革に挑戦する。 (クローディアー真理)

創始者のシュウォーツさん

創立者のカラン・シュウォーツさんは、米農務省の上級報道官だった。仕事をする中で、投票や嘆願書などよりも、お金が社会に与える影響力の大きさに気付く。

衣食住商品に年間130兆米ドル(約1京4500兆円)を費やし、慈善団体に4千億米ドル(約44兆6千億円)を寄付する米国民の購買力に着目。その購買力を環境・倫理面に配慮した商品の購入に導き、社会をより良くしたいと2015年に辞職。ダングッドを創設した。公益性の高い会社の認証制度「Bコープ」の認定を受けている。

同社の掲載ブランドの選定は厳しい。独自に設けた、生活賃金を保証するなど倫理における条件や、製造過程における再生可能エネルギー使用など環境における条件を満たす必要がある。

*この続きは雑誌「オルタナ」60号(第一特集「循環経済(サーキュラーエコノミー)はR(リサイクル)よりもR(リデュース)」、3月30日発売)に掲載しています。

mari

クローディアー 真理・ニュージーランド

1998年よりニュージーランド在住。東京での編集者としての経験を生かし、地元日本語月刊誌の編集職を経て、仲間と各種メディアを扱う会社を創設。日本語季刊誌を発行するかたわら、ニュージーランド航空や政府観光局の媒体などに寄稿する。2003年よりフリーランス。得意分野は環境、先住民、移民、動物保護、ビジネス、文化、教育など。近年は他の英語圏の国々の情報も取材・発信する。執筆記事一覧

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