■オルタナ本誌60号 世界のエコホテル巡礼から
バンヤンツリー ホテルズ&リゾーツは1994年、プーケット島で「五感の聖域」(Sanctuary for the Senses)を提供しようと、壮大なレジャー総合施設「ラグーナ・プーケット」内に、第一号となるバンヤンツリー・リゾートを誕生させ、アジア初の総合リゾート・コンプレックスとしてラグーナ・プーケットが世界に発信された。

リゾートの中心にあるパブリックなプールの一部。周囲にはスパや日本食レストランがある
その広さは約400万平方㍍(東京ドーム8.5個分)もの敷地があり、バンヤンツリーのほか、6軒のホテル、リゾートマンション、ゴルフ場、テニスコート、ショッピングモールなどが揃っている。
同時に、バンヤンツリー・ホテルズ&リゾーツは、アジア文化の承継や社会貢献、環境保護など社会的責任(CSR)活動にも広く取り組み、創設以来、環境関係の賞や観光に関する賞を2500以上も受賞している。
エコなポイント
・世界的な科学的ベンチマーク「EarthCheck」でシルバー認証
・2018年にはプラスチックの36万アイテム(31.2%)の削減達成
・1994年から「ウミガメ保護プログラム」を支援し、2105匹の海亀を放流、700万バーツを寄付
*この続きは雑誌「オルタナ」60号(第一特集「循環経済(サーキュラーエコノミー)はR(リサイクル)よりもR(リデュース)」、3月30日発売)に掲載しています。
連載:エコホテル巡礼
仏国留学後、スイス山岳リゾート地で観光案内所勤務中にホテル暮らしを経験。仏語通訳を経て94年から現職。世界のホテルや旅館の「環境、癒し、もてなし」を主題に現場主義を貫く。ホテルのアドバイザー。コンサルタントも。著書多数、21年4月新刊発売(講談社刊)。公式サイト:http://www.kyokosekine.com