イオン、コーヒーの調達原則を刷新へ

イオンはこのほど、持続可能なコーヒーの調達に向けた新たな取り組みを開始した。同社は、自然資源の持続可能性と事業活動の継続的な発展との両立を目指し、「イオン 持続可能な調達原則」に基づいた商品調達を行っている。

今回この調達原則をさらに推進するため、イオンのプライベートブランド(PB)で販売するすべてのコーヒーを持続可能性の裏付けがとれたものへと変換するという新たな目標を設定した。

第三者認証を取得した原料調達の拡大とともに、NGOなどと連携した生産者や労働者の課題解決支援も掲げる。

2004年から取り組む国際フェアトレード認証に関しては、PBで取り扱いを拡大し、フェアトレード月間などでの普及活動を通して、国際フェアトレード認証ラベルの普及に貢献するとしている。

グループのミニストップでは2011年から、高速道路店舗21店で国際フェアトレード認証のオリジナルのホットコーヒーを販売している。

nakajimakaori

中島 佳織(認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパン事務局長)

化学原料メーカー勤務、国際協力NGOでアフリカ難民支援やフェアトレード事業への従事、日系自動車メーカーのケニア法人勤務を経て、2007年より現職。グリーン購入ネットワーク理事。共著に『ソーシャル・プロダクト・マーケティング』(産業能率大学出版部)など。

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キーワード: #フェアトレード

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