「国が評価しているので、安全性に問題ないと考えている」と答えたサントリー食品インターナショナルも、取り扱いについては「社会的需要性を見極めながら慎重に検討していく」と答え、積極的に取り扱う姿勢は示していない。
自由記入の部分でも「国の届出状況、開発状況を注視していく」(永谷園ホールディングス、日清製粉)、「お客様の受容性の状況を注視していく」(ハウス食品グループ本社)などの慎重な回答が目立った。「従来の品種改良作物と区別がつかないため、正確な情報を得ることが難しい」と答えたメーカー(森永乳業)もあった。
公開質問状を出した両団体は、「食品メーカーは消費者の不安を感じ取っており、安心してゲノム食品を取り扱える状況にあるとは考えていない」と評価している。
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