花王、購入電力100%再エネへ目標年を早期化

花王は4月15日、購入する電力を100%再生可能エネルギーにする目標年を早めたと発表した。同社では2025年までに国内、2030年までにグローバル全体で購入する電力は100%再エネ化する目標を定めていた。今回、国内は2023年まで、グローバル全体では2025年までに達成を目指すと目標年を早めた。(オルタナS編集長=池田 真隆)

購入電力の再生可能エネルギー比率を100%とした中国・上海の工場

同社は、太陽光パネルなどで自家発電した電力を使っているが、足りない分は電力を購入している。購入した電力のうち、2020年末時点では再生可能エネルギーの比率が、日本で65%、グローバル全体で41%に達した。

すでに、愛媛や川崎工場など国内4工場、中国4工場、欧州の全9工場、米国の1工場の18工場に関しては、購入する電力はすべて再生可能エネルギーだ。

同社では、グローバル全体の目標として、温室効果ガス排出量を2030年までに22%削減(2017年比)することを掲げている。

M.Ikeda

池田 真隆 (オルタナS編集長)

株式会社オルタナ取締役、オルタナS編集長 1989年東京都生まれ。立教大学文学部卒業。 環境省「中小企業の環境経営のあり方検討会」委員、農林水産省「2027年国際園芸博覧会政府出展検討会」委員、「エコアクション21」オブザイヤー審査員、社会福祉HERO’S TOKYO 最終審査員、Jリーグ「シャレン!」審査委員など。

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