無印良品がペットボトル廃止、全飲料をアルミ缶へ

無印良品を展開する良品計画は4月23日から、お茶やソーダ類など全12種類のペットボトルを廃止し、すべてアルミ缶に切り替える。国内でのリサイクル率が約98%、水平リサイクル率が約77%と高いことから、アルミ缶に決定した。透過を抑えられるため、賞味期間も長くなるという。(オルタナ副編集長=吉田広子)

全12種をアルミ缶に変更する

良品計画は地球資源の循環化、廃棄物削減の一環として、アルミ缶への切り替えを決めた。転換に伴い、内容量と価格に変更があり、例えば、ジャスミン茶の場合、500ミリリットル100円(税込)から390ミリリットル90円(同)になる。

無印良品店舗に設置された給水機

同社が店舗で行っている無料の給水サービス「水プロジェクト」も拡大する。2020年7月に113店舗でスタートし、2021年12月末までに国内の全店舗460店での導入を目指す。

無印の給水スポットを案内する「水」アプリのダウンロード数は13万5000に上り、そのアプリを使った計量によると、約20万本(500ミリリットル)のペットボトルの削減につながったという。

2021年5月には熊本市と連携協定を締結予定だ。市内施設に8台の給水機を設置したり、プラスチックごみ削減のメッセージを伝えたりするほか、小中学校でマイボトルの習慣化を促進する出前教室のサポートや、市内の水源をめぐるウォーキングイベントの開催も予定している。

yoshida

吉田 広子(オルタナ副編集長)

大学卒業後、米国オレゴン大学に1年間留学(ジャーナリズム)。日本に帰国後の2007年10月、株式会社オルタナ入社。2011年~副編集長。執筆記事一覧

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