CSR担当者リレーコラム第5回:リクルート

障がい者理解の輪を広げる、リクルートのパラリング

CSRリレーコラム(5)

企業のCSR担当者によるリレーコラムを始めます。参加するのは、12社のCSR担当者の皆さん。SDGsや脱炭素など、サステナビリティの潮流は高まるばかりです。CSR活動もますます重要になっています。各企業の担当者には、「自社の一押し活動」から日々の悩みなどを書いていただきます。第5弾はリクルート サステナビリティ推進室 サステナビリティ戦略企画グループの細貝智博さんです。

*CSRリレーコラム参加企業一覧
フジテレビジョン
リコージャパン
日本航空
セブン&アイ・ホールディングス
リクルート
千代田化工建設
帝人
トヨタ自動車
ゴールドマン・サックス
三菱地所
ミツカン
MS&ADインシュアランスグループホールディングス

リクルートの「パラリング」活動

リクルートでは、サステナビリティの重点テーマの一つである「多様性の尊重」の取り組みとして、障がいの有無に関わらず誰もが活躍できる共生社会の実現を目指し、障がい者理解を広げるため「パラリング」活動を推進しています。

「パラリング」とは、「パラダイムシフト(考え方の変化)」と「リング(つながりの輪)」の造語で、その活動の一環として現在、パラスポーツを疑似体験できるVR動画を制作し、公式YouTubeチャンネル上に一般公開しています。2021年3月時点で、パラスポーツ体験VRの種目数は10種目。今後も順次増やしていく予定となっています。

パラスポーツ体験VRを制作した背景

リクルートには2021年4月現在3名のパラアスリートが所属しており、アスリート支援制度を活用して仕事とアスリート活動を両立した働き方をしています。

そのパラアスリートたちと一緒に、パラリング活動の一環としてこれまで50回以上のパラスポーツ体験会を開催してきましたがより多くの方に体験していただくために、いつでも、どこでもスマホ1台あれば気軽にパラスポーツを体験できるVR動画の制作に取り組んできました。

館林市立第四小学校でのVR動画を活用した授業の様子

「障がい者理解の輪」を広げる、VR動画の活用

パラスポーツ体験VRは現在、様々な場所でその活用の幅を広げようとしています。全国の自治体や、パラスポーツ関連団体が開催するパラスポーツ体験会イベントや講演会などに、VR動画コンテンツを無償提供し、希望される団体様とはご相談の上でより臨場感高く体験いただくことが可能なVRスコープも無償提供しています。

他にも、GIGAスクール構想で今後1人1台端末が整備される学校現場で、そのタブレット端末による新たな形式での授業にご活用いただけるよう、パラスポーツVR動画を通じた障がい者理解の教育コンテンツを制作し、小中学校への提供を具体的に検証中です。

さらに、リハビリといった医療現場でも、パラスポーツに興味を持ってもらうきっかけ作りとしてのVR動画の活用として理学療法士の方々との連携を進めています。

出演協力いただいたパラアスリートの方からは、「健常者の方に加えて、ぜひ障がいを持つ子どもや、その親御さんにも見て欲しい。障がいがあってもスポーツをすることが当たり前になって欲しい」という想いも頂戴しております。

これからも様々な形でのパラスポーツVRの活用の幅を広げ、幅広い方々に多くのきっかけ作りを提供していきたいと考えています。

パラスポーツ体験VR動画はこちらから(パラリング特設サイト)

パラスポーツVR動画のご活用等、ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。
<問い合わせ先>
株式会社リクルート パラリング 事務局 recruit_pararing(a)waku-2.com
※問い合わせのために実際にメールを送信する際には、上記メールアドレスの(a)を@に変更して送信してください。
※イベント等に無償でご提供可能なVRスコープの部数については限りがありますが、まずはお気軽にご相談ください。

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キーワード: #CSRリレーコラム#SDGs

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