バーガーキングが「植物肉」販売強化、背景に温暖化

バーガーキングを展開するビーケージャパンホールディングスは6月2日、世界環境デー(6月5日)に合わせて、「みんなでビーフ愛護計画」を始動することを発表した。大豆由来の100%植物性パティを直火焼きにした「プラントベースペッパー」単品を、通常価格590円から300円引きの290円で販売する。期間は6月4日から6月10日まで。(オルタナ副編集長=吉田広子)

大豆由来の100%植物性パティを直火焼きにした「プラントベースペッパー」。単品、セットいずれも300円引きで提供する

健康志向の高まりやCO2の排出抑制、動物福祉(アニマルウェルフェア)の観点などから、世界的に「代替肉」の市場規模が拡大している。この15年で世界の代替肉市場は約11兆円に上るとの推計もある。

代替肉は、主に大豆や小麦などの植物原料をベースにした「植物肉」が主流だ。

バーガーキングでは、2020年12月から「プラントベースワッパー」を期間限定商品として発売し、2021年3月から定番商品化した。

同社によると、人口増加や気候変動などによって、ビーフの希少化が懸念されるなか、ビーフの需要と供給のバランスを保つために、「植物肉」という新たな選択肢を提供することが目的だという。

yoshida

吉田 広子(オルタナ副編集長)

大学卒業後、米国オレゴン大学に1年間留学(ジャーナリズム)。日本に帰国後の2007年10月、株式会社オルタナ入社。2011年~副編集長。執筆記事一覧

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