シーメンスが2月14日に発表したアジア圏22都市の環境調査「アジア・グリーンシティ・インデックス」で、最も環境負荷が低い都市はシンガポールという結果が出た。
調査はイギリスの独立系シンクタンクの協力を得て実施。各都市を「エネルギー供給およびCO2」「ビルおよび土地活用」「輸送」「ごみ処理」「水」「公衆衛生」「大気環境」「環境ガバナンス」の8分野で評価した。
シンガポールは全てで上位だったが、東京は「エネルギーとCO2」で首位。温室効果ガスの排出権取引制度をアジアの都市としては初めて実施し、また人口1人当たりのエネルギー消費量が最も低いことが評価された。
5段階評価でのトップはシンガポールで、東京と大阪、横浜は香港、ソウル、台北と並び上から2番目。横浜は大気環境、大阪は輸送で評価が高かった。(オルタナ編集部=石井孝明)2011年2月15日