上半期NEWS:世界のポジティブな動きをみていこう

世界中で起きる環境問題や、気候変動の国際会議で政府の消極的な姿勢を目にして、希望を見失いそうになってしまうこともありますよね。しかし、希望を感じさせてくれるニュースもあります。いま起きている変化を一緒に祝い、さらに変化を起こし続けるための力にしていきましょう!なかには、グリーンピースの活動による成果も。この変化は、みなさんの力で起きているんです。

(C)Isabelle Rose Povey / Greenpeace

1.フランス – 野菜・果物のプラスチック包装禁止がスタート

2022年1月より、フランスで約30種の野菜と果物のプラスチック包装禁止の新ルールがスタートしました。さらにファーストフード店でのプラスチック製おもちゃの提供禁止、公共スペースにおける給水器の設置義務化なども始まりました。

2. イタリア – 憲法改正へ「環境と動物の保護」を明記

2022年2月、イタリアで歴史的な憲法改正が行われました。同国議会は、将来の世代のために生態系と生物多様性を守らなければならないとする憲法を承認しました。また今回の改正では、民間の経済活動は健康と環境を損なってはならないと記述されています。

3.コスタリカ – 海洋保護区のココ島国立公園を27倍に&国を超えて海を守るため海洋外交を開始

コスタリカ政府は2021年12月、1982年から海洋保護区に指定してきたココ島国立公園の面積を27倍に拡大することを決定しました。さらに新たに持続可能な海洋保護区「バイセンテニアル海洋管理エリア」を設置しました。

これにより、コスタリカ本土の面積の3倍にあたる海域が保護されることになります。また、2022年には、国を超えて海を守るための海洋外交を開始しました。

4.ベルギー – 車で移動する人の数を減らすための鉄道サービス改善を決定

ベルギーでは、CO2排出量の30%を交通機関が占め、その98%が車などの道路交通による排出です。ベルギー政府は、車で移動する人の数を減らすために、より多くの人に移動手段として電車を選んでもらえるよう、2040年までに各駅から少なくとも30分に1本、都市では15分に1本の列車を運行する野心的な目標を発表しました。
この長期計画はまだ草案の段階ですが、100%再生可能エネルギーを使用する計画です。

この続きはこちら

greenpeacejapan

国際環境NGOグリーンピース・ジャパン

グリーンピースは、世界規模の環境問題に取り組む国際環境NGOです。問題意識を共有し、社会を共に変えるため、政府や企業から資金援助を受けずに独立したキャンペーン活動を展開しています。本部はオランダにあり、世界55カ以上の国と地域で活動し、国内だけでは解決が難しい地球規模で起こる環境問題に、グローバルで連携して取り組んでいます。執筆記事一覧

執筆記事一覧
キーワード: #SDGs

お気に入り登録するにはログインが必要です

ログインすると「マイページ」機能がご利用できます。気になった記事を「お気に入り」登録できます。
Loading..