ZOZO、30年カーボンゼロへ再エネ切り替えを加速

ファッションEC 「ZOZOTOWN」を運営するZOZOは6月1日、茨城県つくば市の物流拠点「ZOZOBASEつくば2」の電力を6月から100%再生可能エネルギーに切り替えたことを発表した。全拠点で使う電力消費量のうち7割以上が再エネになった。同社は政府目標よりも20年早い「2030年カーボンニュートラル」という野心的な目標を掲げている。(オルタナS編集長=池田 真隆)

ZOZOBASEつくば2(茨城県つくば市)の使用電力量(2021年度)は約335万kWh、今回の切り替えによってCO2削減量は約1,530トンに及ぶ

同社は全国に4つ物流拠点を構えており、今回の「ZOZOBASEつくば2」の切り替えによって3拠点目の完了事例になる。すでに本社屋に加えて、 物流拠点の「ZOZOBASE習志野1」「ZOZOBASEつくば1」の電力を再エネに切り替えていた。

トラッキング付・FIT非化石証書などが付与された、バイオマスや太陽光由来の実質再生可能エネルギー電力を導入する。ZOZOグループは2月に「2030カーボンニュートラル宣言」を発表した。事業活動での温室効果ガス排出量を2030年度までに実質ゼロにすることを目指す。

M.Ikeda

池田 真隆 (オルタナS編集長)

株式会社オルタナ取締役、オルタナS編集長 1989年東京都生まれ。立教大学文学部卒業。 環境省「中小企業の環境経営のあり方検討会」委員、農林水産省「2027年国際園芸博覧会政府出展検討会」委員、「エコアクション21」オブザイヤー審査員、社会福祉HERO’S TOKYO 最終審査員、Jリーグ「シャレン!」審査委員など。

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