「生物多様性保全は社会貢献か」COP15に向け議論

12月にカナダで最終会合が開かれる国連の生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)に向け、日本の立場から生物多様性とビジネスを考えるフォーラムが7月3日、オンラインで行われた。「脱炭素」の目標に向けて企業は本業で取り組んでいるのに比べ、指標や目標がまだ明確ではない生物多様性の課題を企業関係者などが共有した。生物多様性が本業と関係するにもかかわらず、日本企業では社会貢献の一環として扱われ、「ギャップを感じる」との指摘もあった。こうした課題を乗り越え、COP15の議論で日本の存在感を示せるかどうかが今後、問われよう。(オルタナ編集委員=関口威人)

sekiguchitaketo

関口 威人(オルタナ編集委員)

中日新聞記者を経て2008年からフリー。名古屋を拠点に防災、環境、経済、地方自治、科学技術などをテーマに走り回る。一般社団法人なごやメディア研究会(なメ研)代表理事、サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」編集委員、日本環境ジャーナリストの会(JFEJ)正会員、NPO法人「震災リゲイン」理事。

執筆記事一覧
キーワード: #生物多様性

お気に入り登録するにはログインが必要です

ログインすると「マイページ」機能がご利用できます。気になった記事を「お気に入り」登録できます。
Loading..