「TBMは、責任ある企業への脱皮を」:LIMEX裁判を終えて

記事のポイント


  1. オルタナ「LIMEX」記事を巡る訴訟で、TBMの敗訴が確定した
  2. 「この地球上に『無尽蔵』な資源などない」ことを改めて実感する
  3. TBMには、この敗訴を機に「責任ある企業」に脱皮してほしい

石灰石ペーパーの一種「LIMEX」を巡るオルタナの記事について、製造販売元であるTBM社が当社に金銭の支払いや記事の削除を求めていた裁判で、東京地裁はこのほど、原告の請求をすべて棄却する判決を出しました。当社にとっては全面勝訴でしたが、判決を聞いた私に「高揚感」はありませんでした。(オルタナ編集長・森 摂)

2020年2月当時、アパレルブランド「SPINNS」が配布していたレジ袋(LIMEX製品)
森 摂(オルタナ編集長)

森 摂(オルタナ編集長)

株式会社オルタナ代表取締役社長・「オルタナ」編集長 武蔵野大学大学院環境学研究科客員教授。大阪星光学院高校、東京外国語大学スペイン語学科を卒業後、日本経済新聞社入社。編集局流通経済部などを経て 1998年-2001年ロサンゼルス支局長。2006年9月、株式会社オルタナを設立、現在に至る。主な著書に『未来に選ばれる会社-CSRから始まるソーシャル・ブランディング』(学芸出版社、2015年)、『ブランドのDNA』(日経ビジネス、片平秀貴・元東京大学教授と共著、2005年)など。環境省「グッドライフアワード」実行委員、環境省「地域循環共生圏づくりプラットフォーム有識者会議」委員、一般社団法人CSR経営者フォーラム代表理事、日本自動車会議「クルマ・社会・パートナーシップ大賞」選考委員ほか。

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