「あなたはひとりじゃない」、未来のための気候アクション

記事のポイント


  1. 気候危機に立ち向かう市民運動が世界中で大きなムーブメントを起こした
  2. 市民による気候訴訟を起こす動きも活発化した
  3. 米連邦地裁が「安定した環境は基本的な人権の一部である」という原告の主張を認めた

地球の現状に危機感を持った人々が起こすアクションはとても多様です。気候危機から地球環境を守るために、スタンディング、ハンガーストライキ、植林、デモなど、あらゆる行動が起こされています。しかし、どんなアクションも、それが「地球を守ろう」と訴える心からの叫びであることは共通しています。利益のために自然が犠牲にされることを看過せず、当たり前とされてきたことを変えるためにアクションを起こす人々。彼らは厄介者扱いをされたり、時には殺人予告を受けたりすることすらあります。そして、同時に彼らに共鳴し、後に続こうとする人たちも生み出しています。どんな小さな行動でも、波紋のように広がって大きなムーブメントとなる可能性を秘めているのです。世界を変える社会的運動も、もともとは1人の勇気から始まります。(嶌田 健一郎)

アムステルダムで開催されたCOP26グローバル・デイ・オブ・気候アクションに推定4万人もの人々が集まった。
オランダ。2021年11月撮影 © Marten  van Dijl / Greenpeace
greenpeacejapan

国際環境NGOグリーンピース・ジャパン

グリーンピースは、世界規模の環境問題に取り組む国際環境NGOです。問題意識を共有し、社会を共に変えるため、政府や企業から資金援助を受けずに独立したキャンペーン活動を展開しています。本部はオランダにあり、世界55カ以上の国と地域で活動し、国内だけでは解決が難しい地球規模で起こる環境問題に、グローバルで連携して取り組んでいます。執筆記事一覧

執筆記事一覧
キーワード: #気候変動

お気に入り登録するにはログインが必要です

ログインすると「マイページ」機能がご利用できます。気になった記事を「お気に入り」登録できます。
Loading..