多様性を知り命と向き合う作品集う、東京国際映画祭

記事のポイント


  1. 映画「孔雀の嘆き」が第35回東京国際映画祭の最優秀芸術貢献賞を受賞
  2. スリランカ女性が貧困ゆえに産む前から赤ん坊を換金する姿を描いた
  3. 監督は「スリランカが経験している社会的、政治的、経済的な問題の一つだ」

スリランカとイタリア合作の映画「孔雀の嘆き」が、第35回東京国際映画祭の最優秀芸術貢献賞を受賞した。妊婦たちをトラックの荷台に隠して運ぶシーンが印象的な同作では、スリランカ女性が貧困ゆえに産む前から赤ん坊を換金してしまう姿が描かれた。サンジーワ・プシュパクマーラ監督は、物語は実話に基づき、「スリランカがいま経験している社会的、政治的、経済的な問題の一つだ」と語った。(オルタナ編集委員=瀬戸内 千代)

「孔雀の嘆き」©2022 TIFF
chiyosetouchi

瀬戸内 千代

オルタナ編集委員、海洋ジャーナリスト。雑誌オルタナ連載「漁業トピックス」を担当。学生時代に海洋動物生態学を専攻し、出版社勤務を経て2007年からフリーランスの編集ライターとして独立。編集協力に東京都市大学環境学部編『BLUE EARTH COLLEGE-ようこそ、地球経済大学へ。』、化学同人社『「森の演出家」がつなぐ森と人』など。

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キーワード: #ビジネスと人権

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