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第1章:日本と世界におけるCSRの現況
1ー1:サステナブル経営の目的と領域
■1987年「私たち共通の未来」がきっかけ
「サステナビリティ」(持続可能性)という言葉は一見、取っつきにくい言葉と思われがちだが、30年以上前から、国際社会で広く使われてきた。その意味は、政府や行政、企業や非営利組織、そして個人が環境や人権、ダイバーシティなどの社会課題に配慮し、積極的に努力することで、個人や企業、地域社会、国家、そして地球規模で安定した発展を目指す考え方だ。
SDGsのSD(サステナブル・ディベロップメント)も分かりにくい言葉だ。日本では「持続可能な開発目標」と訳されることが多いが、「持続可能な発展目標」の方が良いとの意見もある。
国連「環境と開発に関する世界委員会」(ブルントラント委員会)が1987年4月、東京都内のホテルで報告書「私たち共通の未来」を発表したことが、SDが世界に認知されるきっかけとなった。
■サステナブル経営には「4つの領域」がある
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