サステナ経営検定テキストから:SDGsとサステナブル経営

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第1章:日本と世界におけるCSRの現況
1ー2:SDGsとサステナブル経営

MDGs(2000年)からSDGs(2015年)へ

MDGs(ミレニアム開発目標)とは、「国連ミレニアム宣言」と、1990年代に開催された主要な国際会議やサミットで採択された「国際開発目標」を統合し、1つの共通の枠組みとしてまとめたものである。

前者のミレニアム宣言は2000年9月、ニューヨークで開催された国連ミレニアム・サミットに参加した147の国家元首を含む189の国連加盟国代表が、21世紀の国際社会の目標として採択された。

平和と安全、開発と貧困、環境、人権とグッドガバナンス(良い統治)、アフリカの特別なニーズなどを課題として掲げ、21世紀の国連の役割に関する明確な方向性を提示し、現在は、SDGsに引き継がれた。

SDGsは、2015年9月に国連のサミットで採択された。これは国際社会における共通の開発目標であり、国際連合広報センターは、次のように記している。「すべての国々に普遍的に適用されるこれら新たな目標に基づき、各国は今後15年間、誰も置き去りにしないことを確保しながら、あらゆる形態の貧困に終止符を打ち、不平等と闘い、気候変動に対処するための取り組みを進める」

SDGsは2030年を目標年に定め、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」として、国連の全加盟国193カ国が参加して採択された。

「アウトサイドイン・アプローチ」が重要に

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サステナ経営検定

サステナ経営検定

「サステナ経営検定」は、多くの企業や組織が持続可能(サステナブル)になるために、CSRの意義とメリットを広め、実践してもらうこと、また検定合格者が健全で生産性や競争力が高い社会の実現に貢献することを目指しています。「サステナ経営検定」は、1級~4級まであります。1級試験は秋、2~3級試験は春と秋、4級試験は毎月実施しています。

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