サステナ経営検定テキストから:ステークホルダーとは何か

*この記事は「サステナ経営検定(サステナブル経営/CSR検定)3級公式テキスト2023年版(2022年11月30日発売)」から抜粋しています。テキストの購入はこちら、サステナ経営検定についてはこちら

第2章:社会の中での企業の役割
2-3:企業にとってステークホルダーとは何か

「ステークホルダー」という言葉は、企業の社会的責任を考えるうえでの重要なキーワードだ。
組織の社会的責任の国際規格ISO26000では、ステークホルダーを、「組織の何らかの決定または活動に利害関係を持つ個人またはグループ」と定義している。

言い換えれば、ステークホルダーは、企業に対して「影響を与える」または「影響を受ける」存在であり、具体的には株主、顧客、消費者、従業員、取引先、政府・行政機関、金融機関、債権者、競合企業、地域社会、NGO/NPOなどを指す。

ステークホルダーの声を聴く

企業の社会的責任の観点からは、企業は経済だけではなく環境や社会への配慮を事業活動の中に組み込むべきとしている。それは企業が自然環境や社会に依存し、また同時にそれらにインパクトを与えているからだ。

従って、企業業績の向上や株主配当増大など(経済的価値創造)だけではなく、環境や社会に対するネガティブ・インパクトを最小化し、ポジティブ・インパクトを最大化すること(環境的価値や社会的価値の創造)も求められているのだ。

ステークホルダーエンゲージメント

*この続きは「サステナ経営検定(サステナブル経営/CSR検定)3級公式テキスト2023年版」に掲載しています。テキストのご購入はこちら

サステナ経営検定

サステナ経営検定

「サステナ経営検定」は、多くの企業や組織が持続可能(サステナブル)になるために、CSRの意義とメリットを広め、実践してもらうこと、また検定合格者が健全で生産性や競争力が高い社会の実現に貢献することを目指しています。「サステナ経営検定」は、1級~4級まであります。1級試験は秋、2~3級試験は春と秋、4級試験は毎月実施しています。

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