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第2章:社会の中での企業の役割
2-6:トリプルボトムラインとは何か
■「環境」「社会」「経済」のバランスを取る
「トリプルボトムライン(Triple Bottom Line)」とは、企業経営を行う際に、環境的側面(原材料、エネルギー、水、生物多様性、温室効果ガスなど)、社会的側面(人権、労働慣行とディーセントワーク、地域コミュニティー、製品の安全性、社会貢献活動など)、そして経済的側面(自社の財務状況、自社が影響を与えるステークホルダーの経済状況や、自社が拠点を設ける地域、国、グローバルレベルの経済システムに対して組織が与える影響など)にも配慮したバランスの良い経営を行うことと解釈されている。
1994年に、英国サステナビリティ社とヴォランズ社創業者のジョン・エルキントン氏が提唱したコンセプトですが、グローバル社会に瞬くに浸透し、今ではビジネス用語の1つとして広く認識されている。別の言葉では、3Ps(People, Planet and Profit:社会・環境・経済)といった表現もある。
■NGOや政府機関も取り入れる
*この続きは「サステナ経営検定(サステナブル経営/CSR検定)3級公式テキスト2023年版」に掲載しています。テキストのご購入はこちら