サステナ経営検定テキストから:欧州のサステナビリティ戦略

*この記事は「サステナ経営検定(サステナブル経営/CSR検定)2級公式テキスト2023年版(2022年11月30日発売)」から抜粋しています。テキストの購入はこちら サステナ経営検定についてはこちら

第1章: サステナビリティ/CSRを学ぶにあたって
1-4: 欧州のサステナビリティ戦略

2010年に「欧州CSR戦略」を策定

欧州連合(EU)では、長期にわたり「CSR」(企業の社会的責任)を、企業が競争力を高めるとともにEUを下支えするものとして戦略的に進めてきた。CSRは企業活動を進める上で、その基盤となる「社会への責任」を意味するものである。

社会における企業の存在の高まりとともに要請や期待も高まり、企業は、単に「生み出した利益を株主に還元する」存在ではなくなってきた。

地球温暖化による気候変動/危機、異常気象、生物多様性の喪失、食料危機などのグローバルリスクや、サプライチェーン上の人権侵害などの社会的課題を踏まえて、その課題解決に貢献することが求められる。

さらには、企業が関わるすべてのステークホルダー(従業員、消費者、取引先、地域社会、NGO、政府など)に対して配慮をする必要があるとの認識が高まった。

EUは経済成長を進める上で、CSR活動の推進に積極的に取り組みを行ってきた。EUは2001年にCSRを「企業が社会および環境についての問題意識を、自主的に自社の経営およびステークホルダーとの関係構築に組み入れること」と初めて定義した。

*この続きは「サステナ経営検定(サステナブル経営/CSR検定)2級公式テキスト2023年版」に掲載しています。テキストのご購入はこちら

サステナ経営検定

サステナ経営検定

「サステナ経営検定」は、多くの企業や組織が持続可能(サステナブル)になるために、CSRの意義とメリットを広め、実践してもらうこと、また検定合格者が健全で生産性や競争力が高い社会の実現に貢献することを目指しています。「サステナ経営検定」は、1級~4級まであります。1級試験は秋、2~3級試験は春と秋、4級試験は毎月実施しています。

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