ハトやツバメの肺にマイクロプラ、野鳥の肺から検出は世界初

記事のポイント


  1. 日本の野鳥の肺からマイクロプラスチックが検出される
  2. 見つかったマイクロプラスチックは、日本の都市大気中のものと一致した
  3. 風などによる摩擦で微細化した人工芝も大気に浮遊している可能性がある

日本の研究グループが野鳥の肺から大気中のマイクロプラスチックを検出した。国内都市の大気中で見つかるマイクロプラスチックと種類が一致したという。一部の野鳥はプラスチックをエサと一緒に食べるだけでなく、呼吸によっても吸い込み、肺まで取り込んだとみている。野鳥の肺からのマイクロプラスチック検出は世界で初めて。研究は今月、科学誌『Chemosphere』に掲載された。(オルタナ編集委員・栗岡理子)

ハトなどの肺からマイクロプラスチックが検出された
環境にやさしい暮らしを考える

栗岡 理子(編集委員)

1980年代からごみ問題に関心をもち、活動しています。子育て一段落後、持続可能な暮らしを研究するため、大学院修士課程に進学。2018年3月博士課程修了(経済学)。専門は環境経済学です。執筆記事一覧

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キーワード: #脱プラスチック

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