映画のバリアフリー化をどう進めるか、字幕制作者に聞いた

記事のポイント


  1. 映画「ケイコ 目を澄ませて」がバリアフリーで上映されている
  2. 映画の音声ガイドと字幕を制作したPalabraは、映像配信のバリアフリー化に取り組む
  3. 代表の山上庄子さんは「バリアフリー化をビジネスとして成立させたい」と思いを語る

プロボクサー小笠原恵子さんの自伝『負けないで!』を原案とする映画「ケイコ 目を澄ませて」が全国で公開中だ。この映画の音声ガイドと字幕を制作したPalabra(パラブラ、東京・中野)は、映画などの映像配信におけるバリアフリー化に取り組む、日本でも数少ない会社の一つだ。具体的には、映画や演劇などの字幕や音声ガイドの制作を行っている。Palabra代表の山上庄子さんに、企業創設の経緯などを聞いた。(聞き手=NPO法人インフォメーションギャップバスター理事長・伊藤芳浩 )

■ 「バリアフリー化」をビジネスとして成立させたい

 Palabra代表の山上庄子さん
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伊藤 芳浩 (NPO法人インフォメーションギャップバスター)

特定非営利活動法人インフォメーションギャップバスター理事長。コミュニケーション・情報バリアフリー分野のエバンジェリストとして活躍中。聞こえる人と聞こえにくい人・聞こえない人をつなぐ電話リレーサービスの公共インフラ化に尽力。長年にわたる先進的な取り組みを評価され、第6回糸賀一雄記念未来賞を受賞。講演は大学、企業、市民団体など、100件以上の実績あり。著書は『マイノリティ・マーケティング――少数者が社会を変える』(ちくま新書)など。執筆記事一覧

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キーワード: #ビジネスと人権

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