サステナ経営検定テキストから: LGBTQとは

*この記事は「サステナ経営検定(サステナブル経営/CSR検定)3級公式テキスト2023年版(2022年11月30日発売)」から抜粋しています。テキストの購入はこちら、サステナ経営検定についてはこちら

第4章:必須キーワード
4-12:LGBTQとは

LGBTQとは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クエスチョニング/クィアの頭文字で、性的指向(好きになる相手の性別)やジェンダー自認(自認する性別)に関する少数派の人たちの総称として使われている言葉だ。

大阪市で行われた無作為抽出の調査(2019年、釜野など)では、回答者の8.2%が「異性愛者、かつ、シスジェンダー(出生時に割り当てられた性別と性自認が一致している)ではない」という結果であった。

LGBTQの自死やうつ、損失は5000億円超とも

しかし、社会の中でカミングアウトしている人は少なく、その困難も見えにくい状況だ。職場でも差別的言動が日常的にあり、それがメンタルヘルスに悪影響を与え、生き生きと働くことが難しい状況にある。

LGBTQの自死やうつによる社会的損失は1988─5517億円(2019年、内藤など)と推計されている。

企業は、社内に相談窓口を作り、社内研修をし、福利厚生の適用範囲を同性パートナーも含めるよう見直している。経営層全員がアライ(同盟者の意。LGBTQの問題に自分ごととして取り組む人を指す)であることを宣言している企業もある。

常に情報をアップデートして全社的な対応を

LGBTQ施策をきっかけに働きやすい職場へ

*この続きは「サステナ経営検定(サステナブル経営/CSR検定)3級公式テキスト2023年版」に掲載しています。テキストのご購入はこちら

サステナ経営検定

サステナ経営検定

「サステナ経営検定」は、多くの企業や組織が持続可能(サステナブル)になるために、CSRの意義とメリットを広め、実践してもらうこと、また検定合格者が健全で生産性や競争力が高い社会の実現に貢献することを目指しています。「サステナ経営検定」は、1級~4級まであります。1級試験は秋、2~3級試験は春と秋、4級試験は毎月実施しています。

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