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第4章:必須キーワード
4-12:LGBTQとは
LGBTQとは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クエスチョニング/クィアの頭文字で、性的指向(好きになる相手の性別)やジェンダー自認(自認する性別)に関する少数派の人たちの総称として使われている言葉だ。
大阪市で行われた無作為抽出の調査(2019年、釜野など)では、回答者の8.2%が「異性愛者、かつ、シスジェンダー(出生時に割り当てられた性別と性自認が一致している)ではない」という結果であった。
■LGBTQの自死やうつ、損失は5000億円超とも
しかし、社会の中でカミングアウトしている人は少なく、その困難も見えにくい状況だ。職場でも差別的言動が日常的にあり、それがメンタルヘルスに悪影響を与え、生き生きと働くことが難しい状況にある。
LGBTQの自死やうつによる社会的損失は1988─5517億円(2019年、内藤など)と推計されている。
企業は、社内に相談窓口を作り、社内研修をし、福利厚生の適用範囲を同性パートナーも含めるよう見直している。経営層全員がアライ(同盟者の意。LGBTQの問題に自分ごととして取り組む人を指す)であることを宣言している企業もある。
■常に情報をアップデートして全社的な対応を
■LGBTQ施策をきっかけに働きやすい職場へ
*この続きは「サステナ経営検定(サステナブル経営/CSR検定)3級公式テキスト2023年版」に掲載しています。テキストのご購入はこちら