GX脱炭素電源法案は「原発救済法」環境NGOら廃案求める

記事のポイント


  1. 衆議院で可決した「GX脱炭素電源法案」が5月10日、参議院で審議入り
  2. 法案は原発を再エネと並ぶ「脱炭素電源」と位置付け、推進を図る
  3. 原発は脱炭素に貢献せず、事故リスクも高まると廃案を求める声が上がる

「GX脱炭素電源法案」が5月10日、参議院で審議入りした。同法案は5つの法案をまとめた「束ね法案」で、原発の推進を強く意図した内容となっている。政府は、気候変動対策とエネルギー安定供給の両立には原発が必要だという。しかし、環境NGOからは「原発は脱炭素に貢献しない」、「斜陽化した原子力産業を救済・延命させるだけの法案」など、廃案を求める声が大きい。(オルタナ副編集長・長濱慎)

環境NGOは廃案を求めるアクションを実施(FoE ジャパン資料から)
S.Nagahama

長濱 慎(オルタナ副編集長)

都市ガス業界のPR誌で約10年、メイン記者として活動。2022年オルタナ編集部に。環境、エネルギー、人権、SDGsなど、取材ジャンルを広げてサステナブルな社会の実現に向けた情報発信を行う。プライベートでは日本の刑事司法に関心を持ち、冤罪事件の支援活動に取り組む。

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キーワード: #脱炭素

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