記事のポイント
- 衆議院で可決した「GX脱炭素電源法案」が5月10日、参議院で審議入り
- 法案は原発を再エネと並ぶ「脱炭素電源」と位置付け、推進を図る
- 原発は脱炭素に貢献せず、事故リスクも高まると廃案を求める声が上がる
「GX脱炭素電源法案」が5月10日、参議院で審議入りした。同法案は5つの法案をまとめた「束ね法案」で、原発の推進を強く意図した内容となっている。政府は、気候変動対策とエネルギー安定供給の両立には原発が必要だという。しかし、環境NGOからは「原発は脱炭素に貢献しない」、「斜陽化した原子力産業を救済・延命させるだけの法案」など、廃案を求める声が大きい。(オルタナ副編集長・長濱慎)