三井住友FG、東アフリカ原油計画に初めて「関与しない」

記事のポイント


  1. SMBCグループが、東アフリカ原油パイプラインへの現時点での関与を否定
  2. プロジェクトへの関与について明言したのは初めて
  3. しかし不透明な部分も多く、ステークホルダーとの対話方法にも課題

三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)は5月16日、ウガンダとタンザニアで進む「東アフリカ原油パイプライン(EACOP)」に「現在は関与せず」との立場を明らかにした。米ブルームバーグが報じた。同計画は気候危機を招くとして環境NGOなどから批判を集めており、財務アドバイザーを務める三井住友銀行には撤退を求める声が上がっていた。(オルタナ副編集長・長濱慎)

SMBCがEACOPと距離を置く発言をしたのは初(350.orgキャンペーンページより)
S.Nagahama

長濱 慎(オルタナ副編集長)

都市ガス業界のPR誌で約10年、メイン記者として活動。2022年オルタナ編集部に。環境、エネルギー、人権、SDGsなど、取材ジャンルを広げてサステナブルな社会の実現に向けた情報発信を行う。プライベートでは日本の刑事司法に関心を持ち、冤罪事件の支援活動に取り組む。

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キーワード: #脱炭素

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