「香害」の健康・環境リスクとは、5省庁が啓発ポスター改訂

記事のポイント


  1. 「柔軟剤」の香りブームが続くが、「香害」が問題視されている
  2. 柔軟剤の構造は、人工香料とマイクロカプセルの2つに大別される
  3. 分解されにくいため6割以上が土壌や河川・海に流出する

消費者庁や環境省など5省庁はこのほど、「香害」啓発ポスターを改訂した。香害とは、柔軟剤などに含まれる「香り成分」(人工香料)によって、不快感や体調不良を引き起こすことだ。この人工香料を包む「マイクロカプセル」がプラスチック製であることから、環境面への影響も懸念されている。(照井敬子)

人工香料は弾けたマイクロカプセルとともに家庭排水として下水処理場に流れ込み、河川や海に流出する可能性がある(写真はイメージ)
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照井 敬子

薬樹株式会社SDGs推進担当マネジャー・NPO法人Liko-net代表理事 医療という人の命に関わる仕事だからこそ、持続可能な仕組みを大切にしたいとの考えのもとSDGs推進を担う。また、NPO法人としてサステナブルをテーマに生活者に向けた啓発イベントを行う。

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キーワード: #プラスチック#香害

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