徳島のITベンチャー、DXツール無料提供で交通空白地の解消へ

記事のポイント


  1. 商用車両の運行管理システム開発用のオープンソースを無料で提供
  2. 過疎化や高齢化に悩む地域の交通インフラの維持・存続に貢献
  3. 提供者はタクシーのクラウド型配車システムで実績のあるITベンチャー

交通系ITベンチャーの電脳交通(徳島市・近藤洋祐社長)はこのほど、商用車両の運行管理システムを開発するためのオープンソースの無料提供を始めた。タクシーや乗合自動車、自家用車を使ったデマンド型送迎など、鉄道やバスの維持が困難な地域の新たな交通インフラ構築を見据えたものだ。無料提供を通じて地域交通DX化の裾野を広げることで、過疎化や高齢化に悩む交通空白地帯の課題解決への貢献を目指す。(オルタナ副編集長・長濱慎)

鉄道やバスの維持が困難な地域の課題をデジタル化で解決へ
S.Nagahama

長濱 慎(オルタナ副編集長)

都市ガス業界のPR誌で約10年、メイン記者として活動。2022年オルタナ編集部に。環境、エネルギー、人権、SDGsなど、取材ジャンルを広げてサステナブルな社会の実現に向けた情報発信を行う。プライベートでは日本の刑事司法に関心を持ち、冤罪事件の支援活動に取り組む。

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キーワード: #サステナビリティ

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