日立、ESGの取り組みがROICやキャッシュフローを改善

記事のポイント


  1. 日立はESGの取り組みが財務に正のインパクトを与えることを証明した
  2. 環境や人財面の取り組みは、取り組まない場合よりも財務に好影響をもたらした
  3. ESGの取り組みが業績にどうつながるかを示してさらなる推進に

日立製作所の増田典生・サステナビリティ推進本部主管(一般社団法人ESG情報開示研究会共同代表理事)は6月30日、オルタナが開いたサステナブル・ビジネス・リーグ(SBL)月例セミナーに登壇した。ESGの取り組みが、財務にどう結びつくのか解説した。(オルタナ編集部・萩原 哲郎)

非財務の取り組みが財務に正のインパクトがあることを証明した

日立製作所は2017年からサステナビリティ戦略の一環として、非財務領域の可視化に取り組んできた。21年7月に京都大学経営管理大学院の砂川(いさがわ)伸幸教授と共同研究プロジェクトを立ち上げ、非・未財務と財務の関係分析を行った。

共同研究の結果、日立製作所はESGの取り組みが売上高や株価など業績の向上につながっていることを学術的に証明した。SBLセミナーでは、この共同研究を主導した増田氏が、ESGと財務の関連性について説明した。

■非・未財務の取り組みでROICやフリーキャッシュフローが改善
■人財の多様性、「イノベーション起こすために必須」
■ESGの可視化は「サステナ経営の次の一手を決める」

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萩原 哲郎(オルタナ編集部)

2014年から不動産業界専門新聞の記者職に従事。2022年オルタナ編集部に。

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キーワード: #ESG

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