記事のポイント
- 米国立研究所は核融合発電の実験を行い、前回を上回る成果を得たと発表
- しかしこの結果から「点火に成功」、「実用化間近」と言うのは的外れだ
- 巨大な設備を使って実験的に核融合に成功したが、実用化にはさらなる壁がある
米の国立研究所は核融合の実験で、前回実験を上回る成果を得た。この結果に「点火に成功した」「実用化間近」だと見る向きもあるが、それは全くの的外れな見方だ。今回の結果は、核融合に成功したものの、実用化の目途がたったということではない。オルタナ客員論説委員の財部明郎氏が解説する。