代表取締役 稲本 正

当社のこだわり:世界で唯一の木を使った総合的創造会社

20 1 4 年8 月に、オークヴィレッジは、40周年を迎えます。出発の当初から、「100年かかって育った木は100年使えるモノに」(持続可能循環型を目指す)、「お椀から建物まで」(木を無駄使いせず、あらゆる生活領域に)、「子ども一人、ドングリ一粒」(豊かな生態系のための育林)という合言葉で、始めました。

そして今は、樹木の枝葉まで使い、「森から生まれたアロマ」も生産し、販売しています。環境を考慮し、出発時から現在まで、古い匠の技をベースに、常に新しい使い心地を追求し続けています。

世界中を見渡しても、小さな携帯ストラップからおもちゃ、食器、文具、椅子、テーブル、食器棚、そして住宅や店舗の木造建築まで、これだけ幅広く木を使った作品を世に出している所はありません。しかも、その製品レベルの高さは多くの人に認められています。

当社は常に100年先を見つつ、日々新しい作品づくりに挑戦しています。

経営の志:環境を守りながらオルタナティブな経営

私は原子物理学を42年前に辞めて、東京から飛騨に移住し、「自然と共生するモデル」、「緑の工芸村」構想を具現化しました。 

そして、日々新しい作品に挑戦し、日々使って頂いている人とコミュニケーションを取り、日々オルタナティブな持続可能な社会の実現に向け、努力し続けています。

環境に寄与し持続可能性をうたう会社はたくさんありますが、出発点から基本をブレさせないで40周年を迎える会社は多くはありません。日本はおろか、世界の真に持続可能なモデルケースに当社はなりえるのです。

今後も「環境哲学を頑として守りながら確実な経営」を行っていきたいと思います。

特筆すべきCSR活動:他社とのコラボが続々と

存在そのものが社会貢献であるので、書き始めるとキリがありません。

あえて他社とのコラボレーションを特筆すれば、ミズノとの「バットの森づくり・育林プロジェクト」や、フェリシモとの「もくりんの森づくり」などの育林活動があります。さらにジブリやMOTTAINAIキャンペーンなどとも協働し、木を使った環境グッズ製作などを通じ、CSRにつないでいます。

とりわけ「NPOドングリの会」を早くから立ち上げ、生態学を考慮した苗づくり、植林、除間伐、育林の活動を30年以上もやり続けていることについては、専門家からも高い評価を得ています。

近年は、「農商工連携」の試みとして地元森林家と協力して、枝葉からアロマを抽出する事業を始めています。その際に、林地の手入れもしています。この事業が本格化し、地域の雇用を生み出しつつ、同時に、森林の整備を推進しています。

経営者・個人として思うこと:本当の豊かさとは何か

あまりにも変化の多い世界情勢と国内情勢の中で、大切なものが見えなくなっている人が大勢います。

特に「若者の安全志向」が浸透しつつあります。しかし、よく考えてみると、例えばひと昔前は、「某電力会社」は最も安全な企業と見られていたのでないでしょうか。

「公務員は安全だ」と思っている人も多いと思いますが、しかし、日本という国は1千兆円の借金を抱え、公務員の財源を縮小しないことには絶対やっていけません。

私は「自由に判断し、どんな事になっても、悔いの残らない生き方をしたい」と思っている人間の一人です。

シュレーディンガーの言った「ネゲントロピーの島」である森からの恵みで、人の心と体を健康にしつつ、本当の豊かさを追求し続け、同時に地球環境を良くし続けたいと思っています。

理想の社員像:全地球に羽ばたく意欲を求む

思い込みだけで入社するのはやめてほしいと思っています。

逆に、適当に働けば自然の中で楽ができそうだ! などと間違っても思ってほしくありません。自分に一番何が向いているかを、真剣に考えてほしいのです。

自分が好きな事や自分が憧れている事と、その人が向いている事とは必ずしも一致するとは限りません。何か特別な能力を持っていてほしいと思います。

例えば「絶対音感」や「絶対嗅覚」を持った人はすでに社内にいます。

それ以外の能力、例えば「人とのコミュニケーションがうまい」「素早く正確な計算ができる」「やたら整理整頓が早い」など、そういった基礎的なものを確実に持ちつつ、全世界に全地球に羽ばたく野望にも似た意欲に満ちあふれた前向きな人がいたら、嬉しいです。

 

若手社員から

市田 浩祐
営業部
社歴:1年6カ月(2014年1月現在)

実際のこの会社で働いてみて、良かったこと3点、悪かったこと1点を挙げます。

良かったこと

・  嘘をつかずに営業ができること。つまり、心の底からよいと思える商品の営業ができます。大量消費社会の中で、国産の無垢木材の長く使える商品を広めることは、社会的にも意義を感じています。

・  職人の息づかいを間近で感じられること。家具製作、漆塗り、大工などそれぞれの職人の作業を見ることや話を聞くことは、興味が尽きず日々勉強です。

・  自然に触れ合えること。本社は飛騨の森の中にあり、水も空気も綺麗でとても贅沢な職場環境です。お客様との植林活動やアクティビティイベントでさらに自然を満喫できます。

悪かったこと

・  社内ルールやシステムなどが未整備なこと。また、少人数で仕事をこなすため、明確な縦割りの仕事ではなく、幅広いスキルや柔軟性を求められます。逆に、それがやりがいにも感じるところです。