代表 松田 悠介

当法人のこだわり:日本のすべての子どもに素晴らしい教育を

Teach For Japan は、「日本のすべての子どもたちが素晴らしい教育を受けることのできる社会の実現」をビジョンに掲げ、「人」を中心にした社会課題の解決に取り組んでいます。

世界32カ国32団体が同一の事業モデルに基づいて活動しており、Teac h ForJapanはその一つです。

Teach For Japanの事業モデルはシンプルです。日本で最も優秀で情熱のある若者を採用・選抜し、集中的な研修を提供した上で、課題解決の推進力を必要とする公立学校に教師として送り出します。

Teach For Japanが選抜・育成した人材は、「フェロー」として赴任開始から2年間、継続的な研修や支援を受けることができます。

2年間の支援が終了した後、フェローは再度、キャリア選択支援を受けます。そこでは、継続して教師を続ける者、教育行政の道に進む者、起業する者、民間に就職する者など、さまざまなキャリア選択がなされます。

Teach For Japan は、それぞれの希望に基づき、それぞれの進路で元フェローたちがリーダーになることを支援しています。日本社会の各セクターに、学校現場で課題解決に取り組んだ経験を持ち、主体的に教育課題を解決し、子どもたちのために行動できるリーダーを輩出します。

短期的には、優れた人材を学校現場に送り込むことで、そして長期的には、社会にリーダーを輩出していくことで、私たちのビジョンである「日本のすべての子どもたちが素晴らしい教育を受けることのできる社会の実現」に向けて取り組んでいきます。

経営の志:多様な職員と共に成長する

NPOを経営するにあたっての志は、職員やフェロー(プログラム参加者)の多様性を尊重し、創造的かつ新しい課題解決の方法やイノベーションを常に追い求めることです。

Teach For Japan の職員は本当に多様です。立ち上げ当初からボランティアとしてかかわり続け、大学を出てそのまま就職した者、中学校から大学、最初の勤務会社までを米国で過ごし、日本に戻ってきた者、前職はマッキンゼー社(サンフランシスコ事務所)の者、教師の者など。

例えば最近副代表に迎えた武内は、ある証券会社での代表取締役の経験や、上海での起業の経験もあります。Teach For Allという、私たちが加盟している国際ネットーワークからの出向職員もオフィスで勤務しているのですが、彼は米国人で元は国際弁護士。言語でいえば、業務は日本語7割、英語3割、といったところでしょうか。

このようにバックグラウンドが多様な人間が集まると、当然、時には対立が生じることもあります。この時の「ムカつき」が、成長のチャンスなのだと考えています。そうした時にこそ、「なぜこの人はこう考えるのだろう」「何が価値観の違いを生み出しているのだろう」「価値観の違いから何を学ぶことができるだろう」「この対立をチームの信頼関係を深めるきっかけにするためにはどうしたらいいのだろう」と問い、みんなで悩むことができるからです。

時には対立の原因にもなるメンバーの多様性ですが、これを尊重し、生かし、イノベーションの源泉としていくことを、経営の志にしています。

特筆すべきCSR活動:主事業こそが社会貢献

NPOですので、主事業が社会貢献を目指した活動になります。広く社会の皆さんから事業の重要性について理解を頂き、また共感して頂いた上で、支えて頂けるような組織にしていきたいと考えています。

経営者・個人として思うこと:米英の成功に続きたい

今、Teac h For Japanは第2創業期を迎えています。立ち上げ段階を抜け、大きく拡大するための時期への移行期です。この一番大変で、一番やりがいのある時期に、組織を大きく強くしていく必要があります。この第2創業期を走り抜け、一日も早くビジョンを実現するため、熱い仲間との出会いを期待しています。

Teach For Americaが米国最大のNPOになるまで約20年、Teach Firstという英国のプログラムが同様の社会的地位を築くまでに約10年かかりました。素晴らしい仲間を、第2創業期の重要な時期にお迎えし、米国や英国と同様に、社会に良い変化をもらたす事業づくりに取り組みたいと考えています。

理想の職員像:第2創業期の仲間を求む

起業家精神に富んだ方をお待ちしています。簡単で楽な事業ではありませんが、それだけにやりがいのある事業です。困難を「自らを成長させるためのチャレンジ」として前向きにとらえ、チームの一員としてスピード感を持って仕事に取り組むことのできる、そんな仲間を探しています。

 

若手職員から

武藤 康平
職員採用担当、フェロー選考担当、フェロー支援担当
社歴:1年6カ月(2014年1月現在)

Teach For Japanは、代表理事の松田がアメリカ留学中にTeach For Americaの創設者ウェンディ・コップに出会ったことが発端となって設立された団体です。アメリカでは既に最も有名な社会起業家として知られるウェンディ・コップの取り組みについて、私も本やインターネットを通して見聞きすることがあり、関心を持っていました。そんな中、松田が日本版を立ち上げる、という話を友人から教えてもらい、話を聞きに行ったのが2010年6月。それからボランティア、非常勤、そして大学を出ると同時に職員になりました。

私は今、職員採用担当、フェロー選考担当、フェロー支援担当の3つを兼務しています。まだ小さな組織なので、色々なことができることは楽しくもあり、時に大変でもあります。一番やりがいを感じるのは、フェロー支援担当として、全国で教師として活動中のフェローに会ってヒアリングを行う時です。子どもたちのため、奮闘する彼ら彼女らの様子を聴き、Teach For Japanとしてどんな応援ができるか考えるとき、自分たちの活動がフェローを通して子どもたちとつながっていることを実感します。