CSRサイト格付け、金賞に大和ハウス工業など

DXが潮流のなかで、サステナビリティ情報開示にはどのような視点が重要なのか。安藤氏は3つのポイントがあると言う。

一つ目に挙げたのは「プロセスの可視化」。従来は定性的にしか評価されていなかったことも、デジタル・ツールによって数値化できるようになってきた。「これらを成果として効果的にステークホルダーにアピールすべき」(安藤氏)。

二つ目は「メディアの統合思考」。「ながらく情報発信の軸だった統合報告書やCSR報告書に加え、ウェブサイトの存在感が増している。だからといって発信メディアをサイトだけにすればよいわけではなく、サイトを中心とした、他メディアでの情報発信の一貫性が重要になってきた」。

最後に挙げたのは、「ステークホルダーファースト」。「ウェブサイトは様々なステークホルダーが閲覧するため、様々なステークホルダーの情報ニーズにマッチするコンテンツを準備しなければ、信頼を獲得できない」と語る。

M.Ikeda

池田 真隆 (オルタナS編集長)

株式会社オルタナ取締役、オルタナS編集長 1989年東京都生まれ。立教大学文学部卒業。 環境省「中小企業の環境経営のあり方検討会」委員、農林水産省「2027年国際園芸博覧会政府出展検討会」委員、「エコアクション21」オブザイヤー審査員、社会福祉HERO’S TOKYO 最終審査員、Jリーグ「シャレン!」審査委員など。

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