病気やケガは予見できません。受診にあたり聞こえない・聞こえにくい人が手話通訳を事前に準備することは実際には、そう簡単なことではないのです。
そこで、NPOインフォメーションギャップバスターは、「安心して受診できる医療体制の構築」を目指し、病院内手話通訳者同士の連携を強化し、手話通訳体制の標準化を目指しています。
急病時でも、医療知識があり、院内の事情を把握している手話通訳者が病院に配置されていれば、聞こえない人や聞こえにくい人は、コミュニケーションの心配なく、安心していつでも受診することができます。そうした環境があってはじめて、確実なインフォームド・コンセントが成立するのではないでしょうか。
※各調査では「手話言語通訳」という表記を採用しているが、本記事では、タイトルを除いて、一般的に使われている「手話通訳」表記で統一しています。