気候変動に関連したロビー活動「スコープ4」とは

記事のポイント
①英研究機関は気候変動に関連した企業のロビー活動を評価する取り組みを行う
③気候変動に関連したロビー活動を「スコープ4」と位置付け、重要性を訴える
③企業に期待される責任あるロビー活動とは何か、英研究機関に聞いた

2015年に英国で立ち上がった独立系気候変動シンクタンク「InfluenceMap (インフルエンスマップ)」は気候変動に関連した企業のロビー活動を評価する取り組みを行う。同団体では、こうしたロビー活動をGHG(温室効果ガス)排出量のスコープ1~3と並ぶ「スコープ4」と捉え、重要性を訴える。気候変動に対応した「責任あるロビー活動」とは何か。インフルエンスマップ東京事務所に所属する長嶋モニカ氏にインタビューした。(岸上 有沙)

https://www.youtube.com/watch?list=TLGGf0KrQyHV_iAwNTA5MjAyMg&v=4HmOsUGiKJQ
インフルエンスマップの長嶋モニカ氏は「スコープ4」の重要性を語った

インフルエンスマップ東京事務所の長嶋モニカ氏(右上)にインタビューする岸上有沙氏*クリックすると拡大します
kishigami

岸上 有沙

2019年4月よりEn-CycleS (Engagement Cycle for Sustainability)という自らのイニシアチブの元、各種講演のほか、Responsible Investor でのコラム執筆、J-SIF運営委員、AIGCCワーキンググループ等を通じて、ESG投資やサステナビリティに関連した企業・投資家行動とグローバル発信の促進に携わる。2007年よりESGとサステナブル投資に従事し、ロンドンでの勤務を経て2015年より東京に異動。FTSE Russellのアジア環太平洋地域のESG責任者として、企業との対話(エンゲージメント)、ESGインデックスやレーティングの開発と管理、及び機関投資家のスチュワードシップ活動の実行に関するサポートを務めた。慶応義塾大学 総合政策学部卒、オックスフォード大学にてアフリカ学の修士号取得。執筆記事一覧

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キーワード: #SDGs#脱炭素

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