記事のポイント
- 米銀大手6行はFRB主導の試験的な気候変動プログラムに参加する
- 気候変動によって直面するリスクの特定や管理の強化が期待される
- 米国の銀行規制当局は、気候変動関連リスクの考慮の必要性を強調した
米大手銀行6行は米連邦準備制度理事会(FRB)が主導する試験的な気候変動プログラムに参加することを発表した。今回の動きは、銀行に対してより厳しい資本要件や監督要件を発動するものではない。気候変動によって金融セクターが直面しうるリスクの特定ならびにリスク管理の強化につながることが期待される。(北村 佳代子)