木は燃やさずに住宅などにして炭素を蓄えよう

■小林光のエコめがね(23)■

記事のポイント


  1. 超党派の国会議員を主なメンバーとする国際会議地球環境行動会議が10月末に開かれた
  2. 独気候学者のシェルンフーバー氏は、炭素貯蔵庫としての木材の可能性を強調した
  3. 天皇陛下は一人ひとりの行動の重要性を話した

地球環境行動会議(GEA)は、超党派の国会議員を主なメンバーとし、環境に熱心な経営者や学者などが実行委員会を作って開催する国際会議だ。その源は、1992年にリオで行われた、今やレジェンドの「地球サミット」を目前に、東京で開かれた「地球環境賢人会議」にある。地球サミットでの合意形成が一番難航すると目された地球環境資金の世界的な動員に関する方針を下書きすべく開催された。

木造住宅は炭素の貯蔵庫にもなる
hikaru

小林 光(東大先端科学技術研究センター研究顧問)

1949年、東京生まれ。73年、慶應義塾大学経済学部を卒業し、環境庁入庁。環境管理局長、地球環境局長、事務次官を歴任し、2011年退官。以降、慶應SFCや東大駒場、米国ノースセントラル・カレッジなどで教鞭を執る。社会人として、東大都市工学科修了、工学博士。上場企業の社外取締役やエコ賃貸施主として経営にも携わる

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キーワード: #脱炭素

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