味の素、花王、三菱地所がサステナ・リンク債、メリットは

記事のポイント


  1. 味の素、花王、三菱地所など「サステナビリティ・リンク・ボンド」を発行へ
  2. 「サステナ・リンク債」は目標を設定し、達成できないとペナルティがある
  3. 発行企業のメリットとしては調達資金を柔軟に活用できることなどが挙がる

「サステナビリティ・リンク・ボンド」の発行が相次いでいる。5月には味の素や花王、三菱地所などが発行することを発表した。「サステナビリティ・リンク・ボンド」はKPIに従って、具体的な数字目標を定めたSPTを設定する。このSPTが達成できなければ、ペナルティを科す。発行企業のメリットとしては、グリーンボンドやソーシャルボンドなどのESG債と比べて、調達資金を柔軟に活用できることなどがある。(オルタナ総研フェロー=室井 孝之、オルタナ編集部・萩原 哲郎)

サステナビリティ・リンク・ボンドの発行が相次いでいる
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萩原 哲郎(オルタナ編集部)

2014年から不動産業界専門新聞の記者職に従事。2022年オルタナ編集部に。

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キーワード: #ESG投資

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