
乱獲などによって激減する水産資源の現状を広めるため、日本初の「サステナブル・シーフード・ウィーク」の開催が決まった。複数の団体や企業が、食用魚介類の枯渇防止を一斉に呼びかける。(オルタナ編集委員=瀬戸内千代)
国連農業食料機関(FAO)によると、世界の水産資源の3割は過剰漁獲されている。残りのサステナブル(持続可能)な資源も、ほぼ満限利用の状態にあり、余裕のある資源は全体の1割に満たない。
同様のキャンペーンは、2013年にオランダで、今年6月にシンガポールで開催され、日本では今回が初。WWFジャパンとMSC日本事務所が実行委員会を立ち上げ、毎年開催予定だ。
今年は6月5日(環境の日)から15日まで、イオンリテールや一般社団法人MozillaJapan、コンラッド東京、三菱商事、海遊館などが、イベントやワークショップなどを展開する。
スーパー「イオン」では、全国の店頭でMSCとASCの普及に力を入れる。MSCは天然魚、ASCは養殖魚の持続可能な漁業の認証マークで、消費者が適正に管理された商品を選ぶ目安になる。
WWFジャパン親善大使のさかなクンは、「獲る季節、大きさ、海域、そういったことを一つ一つ大事にしていくことが、サステナブルにつながるのではないか」と語った。