ネスレ、コーヒー生産が半減する2050年問題と再生農業(前編)

記事のポイント


  1. 気候変動の影響でコーヒー生産地が2050年までに半減すると予測されている
  2. ネスレは、コーヒー農家の再生農業への移行を後押しする
  3. 生物多様性保全や脱炭素、小規模農家の生計向上にも貢献したい考えだ

ベトナムルポ: コーヒー生産が半減する2050年問題と再生農業

世界的にコーヒー需要が高まる一方、気候変動の影響でコーヒー栽培に適した土地が2050年までに半減すると予測されている。そうした危機に対応するため、コーヒーブランド「ネスカフェ」などを展開するネスレは、コーヒー農家のリジェネラティブ(再生)農業への移行を後押しする。生物多様性保全や脱炭素、小規模農家の生計向上にも貢献したい考えだ。再生農業を実践するベトナムのコーヒー農園を取材した。(オルタナ副編集長=吉田広子)

コーヒー農家の女性「初めて銀行口座を開いた」

1ヘクタールほどの農園でコーヒー豆(ロブスタ種)を栽培する
トラン・ティ・リエンさん。ベトナム中南部の高原地帯バンメトートで
yoshida

吉田 広子(オルタナ副編集長)

大学卒業後、米国オレゴン大学に1年間留学(ジャーナリズム)。日本に帰国後の2007年10月、株式会社オルタナ入社。2011年~副編集長。執筆記事一覧

執筆記事一覧
キーワード: #生物多様性

お気に入り登録するにはログインが必要です

ログインすると「マイページ」機能がご利用できます。気になった記事を「お気に入り」登録できます。
Loading..