ネスレ、コーヒー生産が半減する2050年問題と再生農業(後編)

記事のポイント


  1. ネスレは、2030年までに再生農業への移行に約2400億円を投じる
  2. 脱炭素化や生物多様性の保全、農家の生計向上などの一環だ
  3. 2030年までにコーヒーの50%を再生農業から調達することを目指す

ベトナムルポ: コーヒー生産が半減する2050年問題と再生農業(後編)

世界的にコーヒー需要が高まる一方、気候変動の影響でコーヒー栽培に適した土地が2050年までに半減すると予想されている。そうした危機に対応するため、コーヒーブランド「ネスカフェ」などを展開するネスレは、コーヒー農家のリジェネラティブ(再生)農業への移行を後押しする。生物多様性保全や脱炭素、小規模農家の生計向上にも貢献したい考えだ。再生農業を実践するベトナムのコーヒー農園を取材した。(オルタナ副編集長=吉田広子)

前編はこちらから

農家にとってコーヒー豆栽培は最善なのか

ネスレ・ベトナムの農業サービスマネージャーのファム・フー・ゴック氏(左)
yoshida

吉田 広子(オルタナ副編集長)

大学卒業後、米国オレゴン大学に1年間留学(ジャーナリズム)。日本に帰国後の2007年10月、株式会社オルタナ入社。2011年~副編集長。執筆記事一覧

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キーワード: #生物多様性

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