ユニクロが売上10億円から子どもに夢を与えるプロジェクト

Clothes for Smilesの投稿ページ

ユニクロが、プロテニスプレイヤーでユニクロのブランド親善大使であるノバク・ジョコビッチ選手と共同で発案したプロジェクト「Clothes for Smiles」を始めた。

これは、ヒートテックとウルトラライトダウンの売り上げから10億円のファンドを設立し、未来をつくる子どもたちに夢と希望を提供していこうというもの。

ファンドのうち5億円はUNICEFへの支援に活用され、残り5億円の活用方法は全世界からソーシャルグッドなアイデアをサイト上で募る。

ユニセフへの支援では、貧困家庭を中心に130万人がいまだ学校に通えないバングラデシュや、給水設備やトイレの不足している学校が多く、心身の発達や学校の出席率(特に女子)にも影響を与えている中国、下痢や虫歯が学校欠席の主な原因であり、学校のトイレ数も水準に満たないフィリピン、貧困率が上昇して中途退学、早期離学が増えているセルビアの4カ国の教育における課題解決に使われる。

一方、サイトに投稿されたアイデアは、ジョコビッチ選手、建築家の安藤忠雄氏、グラミン銀行の創設者・ムハマド・ユヌス氏、ユニクロを運営する株式会社ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長の柳井正氏の4氏によって審査され、実施内容が決定される。

アイデアの投稿は、12月31日に締め切られ、Clothes for Smiles事務局による一次審査、審査委員会による最終審査を経て、来年3月上旬頃に同サイト上で発表予定。11月8日時点では、「世界中の子どもたちに夢と希望を提供できるアイデア」が19カ国から105点、投稿されている。(今一生)

●Clothes for Smiles
http://clothesforsmiles.uniqlo.com/ja/index.php

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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