イラクと被災地を支援する「チョコレート募金」

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「チョコ募金」のパッケージ

湾岸戦争で使われた劣化ウラン弾が、イラクの子どもたちの白血病の増加を招いている。その事実を知った日本の有志の医師たちは、2004年からヨルダンのアンマンからイラクのバクダッドへの運搬ルートもつくり、医薬品や医療機器を届け、新しい医療器材を送ってきた。

それが、東京・豊島に事務所を構えるJIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク/代表:鎌田實)だ。こうした医療支援活動にかかるコストを賄うため、同団体はさまざまな方法で資金を募っている。

たとえば、1口2000円の募金をすると、チョコレート1セット(4缶)がお返しにプレゼントされる。これは毎年冬に行なっているキャンペーンで、今年で8回目。同団体の公式サイトから申し込める。

1缶500円のうち340円が同団体の活動に充てられるが、今年は290円をイラクの小児がんの子ども支援とシリア難民支援に、50円を福島の子どもたちを放射能から守る支援活動に充てる。原発事故によって被爆した福島エリアにも、医療の立場から支援できることがあるからだ。

JIM-NETの事務局スタッフである齊藤信一氏は、「福島では、スタッフが食糧品の放射能検査をする機器の使い方に関するご相談を巡回して承っています」と言う。

1933年創業の北海道の老舗の製菓店・六花亭のチョコレートを使用し、チョコ、モカ、ホワイトの3種類のハート型のチョコが1缶に10枚入っている。

このチョコのパッケージには、バグダッド在住のアヤ・ハイサムさんの描いた絵を多く採用した。彼女は8歳でウィルムス腫瘍を患い、最初の診断が正確になされず、手遅れになってしまった。こうした深刻な医療不足の問題を解決するために、同団体は活動資金を必要としている。

なお、「あしたのチョコ展」と題した写真・絵画展が高田馬場にある鉄板焼きの店「大都会本舗」で2月1日から15日(火曜定休)に開催される。今年は福島・イラクに加えてシリアの子どもの写真もあり、店頭でチョコ募金もできる。(今一生)

◆JIM-NET チョコ募金

2013年2月1日(金)11:27

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