藤原紀香さんも危惧する秘密保護法案とは

政府が成立を目指す「秘密保護法案」に対する意見募集が今日17日に締め切られる。安全保障に関する情報の内、政府が特に重要と認めたものを「特定秘密」に指定するもので、これを漏えいした公務員、および特定秘密の取得行為に懲役10年以下、特定秘密を知るなどした人に懲役5年以下を課す内容となっている。(オルタナ編集委員=斉藤円華)

藤原紀香さん (Wikimedia Commons.)

日本弁護士連合会(日弁連)は同法案について、特定秘密の対象が広すぎる、国会議員も処罰対象としているなどの理由から「国民主権原理や国民の憲法上の諸権利などに深刻な悪影響を及ぼす恐れがある」として反対。意見募集期間についても2週間ではなく2か月に延長するよう政府に意見書を提出している。

同法案をめぐっては女優の藤原紀香さんも自身のブログで「放射能汚染、被爆などのことや、他に、もし国に都合よく隠したい問題があって、それが適用されれば、私たちは知るすべもなく、しかも真実をネットなどに書いた人は罰せられてしまう・・・なんて恐ろしいことになる可能性も考えられる」と懸念を表明。「これはきちんと国民の一人として意見しなければ」「賛成の人、反対の人、それぞれ、意見は政府へのパブリックコメントに書きましょう」と呼びかけている。

秘密保護法案 意見募集(イーガブ)

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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