和歌山・田辺市とスペインの巡礼道が提携、観光誘致目指す

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田辺市の真砂充敏市長(中央)

紀伊半島の南西側に位置する和歌山県田辺市は4月16日、全国から選ばれる田辺市を目指し、「価値創造プロジェクト」を開始することを発表した。「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録10周年を記念し、同じく巡礼道の世界遺産登録を受けたスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ市と観光交流協定を締結した。巡礼道の世界遺産登録は世界でこの2例しかない。(オルタナ副編集長=吉田広子)

田辺市は、人口8万人、面積は1026平方キロメートルと県全体の約22%を占める近畿で最も広い地域である。市域には、温泉郷や梅、みかん、紀州備長炭などの特産品をはじめ、豊かな自然環境に恵まれている。

田辺市は、「田辺+魅力はっけん委員会」を設立し、田辺市の魅力を再発見し、広く伝えていく。今年4月1日には田辺市役所に営業室も設けた。

「価値創造プロジェクト」の一環として、東京・渋谷ヒカリエでは、写真家ジミー・ミン・シュン氏による写真展のほか、期間限定の梅酒バーを展開する。

このほか、「平成のタイムカプセル」プロジェクトも始まる。世界遺産登録10周年を迎える今年、熊野の神々への誓いと祈願を込めて、湯登神事に贈る物語として企画された。健やかな成長を願う親族の思いを込めたメッセージを熊野の木で造った特製木箱に収め、親族の宝物として17年間保管され、20才になったときに開封する。

田辺市の真砂充敏市長は、「定住人口を増やすのは難しいが、交流人口を増やすことができる。たくさんの人に田辺の魅力を知ってもらいたい」と意気込む。

2014年4月18日(金)20:54

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