震災の記憶を「風化」させない「福島映像祭2014」

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「ようこそ球美の里へ~原発事故から3年 福島と沖縄~」(c)琉球放送

「ようこそ球美の里へ~原発事故から3年 福島と沖縄~」(c)琉球放送

東京電力福島第一原発事故後の福島の映像を集めた「福島映像祭」が9月20日から26日まで、「ポレポレ東中野」(東京・中野)で開催される。映画やテレビの12作品のほか、市民からの応募3作品を上映する。震災から3年が経ち、大手メディアの報道が減っていく中で、記憶を共有し風化させない狙いがある。(松島香織)

「福島映像祭」は独自の市民目線で映像を制作し提供するNPO法人OurPlanetTV(アワー・プラネット・ティービー)が主催している。第2回となる今年は、多様な映像を集めるため作品を公募とした。

上映作品の一つである「東電テレビ会議 49時間の記録」は、東京電力が公開した震災直後の福島第一原発の映像に、時間や発言者の名前、原発の解説をつけた報道ドキュメンタリーだ。

大手メディアがやらなかった作業に取り組み、市民に直接、一次情報を提供したことが高く評価され、「日本科学技術ジャーナリスト会議」が選ぶ「科学ジャーナリスト大賞」を2014年に受賞した。

OurPlanetTVの高木祥衣さんは「その場で起きていたことを体験して思いを共有してほしい」と話す。

フランス人の視点から福島を描いたドキュメンタリーや、ヒロインの成長をジブリ映画のように爽やかに描いた映画など、上映する作品は多様だ。テイストが異なる作品を観ることで、福島が抱える多面的な現実を知る機会となる。

ポレポレ東中野の石川翔平さんは、「報道が少なくなり、福島はどうなっているのだろう、という意識が薄れたような気がする。でも、ずっと考え続けなければいけない」と話した。

上映期間中は併設のカフェで、特別上映会や制作者によるトークセッションなどのイベントがある。

福島映画祭2014 公式サイト
http://fukushimavoice.net/fes
ポレポレ東中野
http://www.mmjp.or.jp/pole2/

2014年9月16日(火)13:54

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