オルタナ60号 (2020年3月30日発売)

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今号の表紙
オランダ・アムステルダムにある廃棄食材を活用したレストラン「INSTOCK(インストック)」。地域のスーパーマーケットやベーカリー、生産者から廃棄食材を低価格で購入・回収し、料理している。食品ロス削減につながる新たなコンセプトが世界から注目を集めている。(C)Akihiro Yasui

3 from editor in chief
alternative eye  森 摂
ESGもSDGsも「脱PET」から

4 Social Design Gallery
氷床融解が進むイルリサット氷原

9 art
高橋さとみの切り絵ワールド──まあるい暮らし

social business around the world
10 [スイス]
循環水で鮭養殖、スイスで販売好調
11 [米国]
持続可能な買い物、社会変革を促す
13 [日本]
「二足歩行障がい」で社会のバリアを体感

14 feature story 1
循環経済(サーキュラーエコノミー)はR(リサイクル)よりもR(リデュース)
サーキュラーエコノミー(循環経済)について、日本の社会や産業界には大きな誤解がある。それは「リサイクルすれば解決」という考え方だ。サーキュラーの名の通り、その本質は「循環」であり、「クローズド・ループ」(閉じた輪)をどう形成できるかだ。リサイクルも重要だが、リデュース(削減)とリユース(再利用)抜きの取り組みはインパクトに欠ける。

全国の自治体、脱PET続々と
PETボトルの年間総販売量が252億本(2018年)にまで増えたなか、省庁や自治体では急速に脱PETボトルが進む。背景には、容器包装リサイクル法の下でのメーカーのコスト負担が全体の1.6%と少なく、回収コストのほとんどを自治体が負担している現状がある。_(オルタナ編集委員・栗岡 理子)

社会は「脱PET」、飲料メーカー奮闘
一般企業もオフィスからPETボトルを排除する動きが増え、「脱PETは社会からの要請」ともいえる状況になってきた。一方、飲料容器のうち約75%をPETに依存する飲料メーカーは、PETの利便性を訴えつつも、再生素材100%PETボトルを出すなどして環境負荷の低減をアピールする。(オルタナ編集委員・栗岡 理子、瀬戸内 千代、高馬 卓史)

欧州が脱プラ指令、ボトル9割回収へ
EU(欧州連合)は海洋汚染を防ぐための脱プラスチックの指令を公布した。2021年から多くの使い捨てプラスチック製品が禁止になり、今後10年でプラスチックボトルの9割の回収を目指す。デポジット(預かり金)制度がある国は総じてリサイクル率が高い。(パリ=羽生 のり子)

英、42年までに脱プラ
英国政府は2018年の初めに、2042年までに脱プラ社会を実現するという「25年計画」を発表した。使い捨てプラスチックの販売を全面禁止し、PETボトルに関してはデポジット制度を設け、再資源化を進める。(ロンドン=冨久岡 ナヲ)

スイス、郵便局員も一役
スイス政府は2001年施行の飲料包装条例で「ガラス、PETボトル、アルミニウムの各飲料包装の年間リサイクル率を最低75%とする」と定めた。使用済みPETボトルは販売店での回収が義務付けられているが、郵便配達員も回収に一役買っている。_(チューリヒ=岩澤 里美)

26 top interview
アディダス ジャパン副社長 トーマス・サイラー
「海洋プラごみ」
製品を通じて解決
アディダスは海洋プラスチックごみを転用した靴や衣類を販売するなど、積極的に社会的革新(ソーシャル・イノベーション)を進める。その背景にはどんな戦略があるのか、日本法人でマーケティング事業本部長も務めるトーマス・サイラー副社長に聞いた。

28 top interview
ニールズヤード レメディーズ 社長 梶原 建二
気候変動問題を
自ら説いて回る
ニールズヤードレメディーズ(東京・港)の梶原建二社長は昨秋から、気候危機を訴える講演を無料で始めた。気候変動を理解する経営者は多いが、自ら社外で説いて回る経営者は他にほぼいないだろう。その背景にはブランドの原点である英国の創業者と、アル・ゴア元米国副大統領との邂逅があった。

30 top interview
ロート製薬 会長 山田 邦雄
農業・医療・教育
社会に種まき続々
「いまの時代、未来の世代に投資しないという選択肢はない」─ロート製薬の山田邦雄会長はこう言い切る。製薬会社でありながら、農業や教育など持続可能な社会をつくるために様々な領域に進出する。その狙いを聞いた。

columns
35 オルタナティブの風  田坂 広志
自分のクローン人間に出会うとき

37 エゴからエコへ  田口 ランディ
ウイルスとエゴ

finance
38 地域金融トピックス  綴り屋はちどり
39 つなぐ金融  林 公則
金融業務の真髄は「話を聴くこと」

mobility
40 モビリティトピックス  島下 泰久
41 モビリティの未来  清水 和夫
自動車技術と火薬、そしてエコシステム

agriculture
42 農業トピックス  西村 ユタカ
43 日本農業 「常識」と「非常識」の間  徳江 倫明
農業こそ21世紀の環境ビジネスだ

forestry
44 林業トピックス  オルタナ編集部
45 「森を守れ」が森を殺す  田中 淳夫
「スマート林業」よりも先にすべきこと

fishery
46 漁業トピックス  瀬戸内 千代
47 人と魚の明日のために  井田 徹治
プラごみ汚染、幽霊漁具対策が急務に

fair trade
48 フェアトレードトピックス 中島 佳織
49 フェアトレードシフト  中島 佳織
EU新有機規則がもたらす影響とは

fundraising
50 ファンドレイジングトピックス  宮下 真美
51 社会イノベーションとお金の新しい関係  鵜尾 雅隆
過度な「家族自己責任」を超えるには

circular economy
52 廃棄物・静脈物流トピックス  エコスタッフ・ジャパン
53 論考・サーキュラーエコノミー  細田 衛士
サーキュラーエコノミーの標準化の怪

54 オルタナティブな空間  馬場 正尊
「旅人以上、定住未満」が地方創生の鍵

57 欧州CSR最前線  下田屋 毅
調達課題にサトウキビと大豆

58 CSRトピックス  CSR48
総監督のつぶやき CSR48・太田 康子
脱プラへの挑戦

alterna S presents
60 オルタナSな若者たち オルタナ編集部
「循環経済」を日本に伝達

65 KIYOの哲学 考察編  南 清貴
免疫力を上げる食生活とは

67 エコでヘルシーな食空間  岡村 貴子
オーガニック和食のコースを堪能

68 エシカル・ファッションの旗手たち  生駒 芳子
未来の才能がエシカルに挑戦

70 世界のエコホテル巡礼  せきねきょうこ
バンヤンツリーが貫く環境対策

72 間違いだらけの自転車選び  山本 修二
旅に出たくなる折りたたみバイク

alterna SELECT
73 編集部おすすめの逸品たち オルタナ編集部
リーフ茶をもっと身近に

CSR executive forum
74 CSR経営者フォーラム
CSR関東

76 読者の声&プレゼント

flash fiction
78 「こころざし」の譜  希代 準郎
ソムリエ・ペトロ

  • 循環経済(サーキュラーエコノミー)は「R」よりも「R」
  • サーキュラーエコノミー(循環経済)について、日本の社会や産業界には大きな誤解がある。それは「リサイクルすれば解決」という考え方だ。サーキュラーの名の通り、その本質は「循環」であり、「クローズド・ループ」(閉じた輪)をどう形成できるかだ。リサイクルも重要だが、リデュース(削減)とリユース(再利用)抜きの取り組みはインパクトに欠ける。

2020年3月25日(水)11:37

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