SNS投稿で食糧支援、途上国に学校給食を

世界の食の不均衡に取り組むTABLE FOR TWO International (TFT、東京・港区)は、10月1日から31日まで「おにぎりアクション2020」を開催する。同キャンペーンでは、特設サイトまたはSNS上でハッシュタグ付きでおにぎりの写真を投稿すると、1投稿につき給食5食(約100円)分が子どもたちに届けられる。2015年から2019年までに80万枚が投稿され、配給数は450万食に達した。(オルタナ編集部・松田ゆきの)

「おにぎりアクション」には日産をはじめ国内外約40の企業や団体が協賛している

「おにぎりアクション2020」は、10月16日の「世界食糧デー」に合わせて、10月1日から31日に実施される。

同キャンペーンでは、特設サイトでおにぎりやおにぎりを食べている写真を投稿するか、「#OnigiriAction」のハッシュタグを付けてSNSに投稿すると、TFT Internationalを通じて給食5食(約100円)分がアフリカやアジアなど食糧支援が必要な地域の子どもたちに届けられる。

「おにぎりアクション2020」のテーマは「家族や大切な人たちとの『つながり』」である。コロナ禍で家族や身近な人たちとの時間を大切にしたいという意識と、SNSを通じたコミュニケーションの重要性の高まりから、TFTの土井暁子事務局長は「つながりを感じる企画にしたい」と話す。

世界食糧計画(WFP)は、新型コロナウイルスの感染が拡大し、世界で1憶3000万人が飢餓状態となる可能性を指摘している。感染拡大以前から慢性的な飢餓状態に陥る8億2100万人を含め10億人以上が飢餓に直面しているという。

日本では、2008年から「世界食糧デー」のある10月を「世界食糧デー」月間と定め、食糧問題に取り組むNGOらが問題啓発を行ってきた。コロナ禍でリアルなイベントの開催が困難になるなか、2020年はオンラインでの動きが活発化しそうだ。

「おにぎりアクション2020」の詳細はこちら

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