帝人は3月30日、重量が500キログラムを切る電気自動車「PU_PA(ピューパ)EV」を製作したと発表した。同社の顧客である自動車メーカーや部品メーカーに向けて同社の技術力をアピールし、新たなニーズや共同開発の方向性を探るのが狙いだ。
「ピューパ」は2人乗りで重量は437キロ。最高時速は60キロで、1回の充電で100キロの走行が可能だ。同社が得意とする炭素繊維複合材料を使用して軽量化を実現したほか、様々な部品に同社製品を活用した。同社ではエコカーの普及を見据えて素材技術の開発に取り組んできた。今回の試作を通じて同社の技術を「見える化」することで、より具体的な顧客ニーズを掘り起こす。
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